創業は1977年。タテイシ広美社(たていしこうびしゃ、広島県府中市)は、町の小さな看板から、大手スーパーやドラッグストアの屋内外看板の企画デザイン・設計・施工を手掛ける一方、30年前から取り組んできたLED電光掲示版の自社開発ノウハウを生かし、LED技術を応用した最新のデジタルサイネージにも取り組んでいる。
大手広告会社とタイアップしてデジタルサイネージや、店舗を彩るLEDの広告ツールの開発を行っている。業績を飛躍的に伸ばしている会社だ。
「小さな看板も、LED電光メッセージボードも、情報伝達の手段だと考えています」と立石良典(たていしよしのり)社長。どんな要望にも応えたいと、ひとつひとつの注文にオーダーメイドで取り組んでいく。そのため、企画提案からデザイン、ソフト開発、設計、制作、溶接、施工まで、すべてを自社で行えるよう整えていった。カッティングマシン、アクリル用大型レーザー加工機、大型ルーター加工機など最先端のマシンを導入することで、受注からから納品まで最短で行え、あらゆるオーダーに応じる柔軟さが何よりの魅力となり、クライアントを全国へ広げていった。
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府中を拠点にものづくりの基盤を築き、全国に発信することで、地元の発展と社員一人ひとりの幸福の実現を会社の目的としている。
各部署の中央には、大きな作業台が位置する。そして、その周りを囲むように個々のデスクがあるのが、タテイシ流社内レイアウトだ。「相談したいことがあったら、センターのテーブルにパッと集まって、話し合い。クライアントの要望を実現するために自由な意見が飛び交います」。社員にコミュニケーションの良さもスピーディ対応できる要因だ。
前年比2倍という売り上げを記録する同社では、能力のある人材は男女を問わずリーダーに抜擢し、20代の女性課長も。スタッフの平均年齢は35歳と非常に若く、東京をはじめ全国のクライアントを相手に第一線で活躍している。
最新のサイネージを学ぶため、米国など国内外の研修旅行も実施。また、スキルアップのための資格取得を積極的に応援している。
株式会社タテイシ広美社
広島県府中市河南町114
売上高:10億円
従業員数:45人
※ この記事は、広島県府中市「WORK & LIFE GUIDE BOOK 2019-2021」(2018年11月発行)を再編集したものです。